リトリートとは?

最近話題のリトリートという言葉、皆さまはご存知でしょうか?

リトリートとは、「retreatment」という言葉が語源で、「隠れ家」とか「逃避」の意味がありますが、近年欧米で、「日常生活から離れ、心身をリセットして新しい生活を始める」というような「転地療法」という意味で使われています。

温泉やリゾート地への旅なども、自然いっぱいの環境に数日間身を置くことで、心身共に癒され忙しかった生活をリセットすることができますが、リトリートは、「自分の人生をみつめ直す。」といった自己改善の目的を持つことから、テーマ性があるプログラムが組まれているような、いわゆる「合宿」のようなイメージです。

例えば、普段の食事を見直し体をリセットするための、ファスティング(断食)合宿なども、一種のリトリートといえるでしょう。

リトリートでは、これまで普通になっていたルーティンや価値観を見直すことができます。

日常の生活から少し距離を置くことで、「これは必要がないことかも。」とか、「本当に自分の望むことは今の生活ではない。」など、自分にとって何が大切かに気づくきっかけとなります。

また、共通の興味を持つ参加者たちとの新しい出会いがあり、仲間たちとのコミュニティによって、新しい生活をリスタートさせることもできます。

ワインリトリートがおすすめな理由

リトリートには、温泉や森林浴、瞑想やヨガなどが効果的とされています。それは、五感が程よく刺激され、内側の自分に集中できるからということでしょう。

ここでもう一つ、実はワインもリトリートにはおすすめです。ワインは、五感を使い楽しみます。色や、香り、味わい、質感、音などを感じながらゆっくりワインを感じることで、自分の内側の感覚に集中し、今ここにある自分と向き合うことができます。

心地よい香りに包まれながら、美味しいワインを味わうと、心身共にリラックスされ忙しい日常から解放されます。少しほろ酔いになることで、自分の正直な気持ちに気づくことができ、新たな発見ができることもあります。

つまり、ワインには、温泉や森林浴などの五感を刺激する効果と、瞑想やヨガなど、無になり自分の内側に集中できる効果の両方を持ちあわえているということです。

また、ワインは、新しい出会いやコミュニティつくりにもおすすめです。ワインという共通のテーマがあることで、色んな年齢や職種の人であっても一瞬にして溶け込むことができるのもワインならではの魅力です。

おすすめワインリトリート

ワインリトリートは、日常生活を忘れさせる環境が非常に重要です。また、ワインはグラスやワインを持ち込んだり、準備が必要です。準備にストレスがかかってしまっては本末転倒となりますので、手軽に便利なワインリトリートを3つご紹介したいとおもいます。

自然溢れるリゾートホテルでワイン合宿

1つ目は、自然いっぱいの環境の中でのワイン合宿です。レストランでのワイン会もいいですが、自然の中でのワインは、日常生活をリセットし、新鮮な感覚が体験できます。

緑あふれるる自然の中で、明るいうちから時間を気にせずゆっくりワインを飲みながら、気ままに過ごしてみましょう。

ワインリトリートにピッタリなホテルが山梨にあります。「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」は、ワインをテーマにしたリゾートホテルです。

ワイン会を開くのにとても便利なサービスがたくさんあります。施設内には、上質なワインをたくさん扱うワインセラーがあり、購入ができます。有料でテイスティングもできるため、安心して気に入ったワインが購入できるのも魅力です。希少な大人気の日本ワイン「ドメーヌ ミエ イケノ」さんのワインも宿泊者限定で購入できるサービスもあります。

また、部屋は大変広く、オープンテラスが併設されている部屋もあり、お部屋がワイン会スペースにできます。テラスは緑あふれる環境で、森林浴をしながらワイン会ができるとても素敵な環境です。依頼すればワイングラスを必要な数を貸してくれますので非常に便利です。

お料理はレストランでもできますが、ワイン会にピッタリなデリをテイクアウトできる飲食店がホテル内にいくつかあります。そこで美味しいデリやチーズ、パンなどを購入して部屋でワインと一緒に楽しめば、住む感覚でリラックスできるのでおすすめです。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

https://risonare.com/yatsugatake/

ワイナリーでの宿泊リトリート

次にご紹介するのは、ワイナリーに滞在するリトリートです。ワイナリー滞在は、一人で過ごすリトリートにおすすめです。仲間や気の知れた友人と共に過ごすのも楽しいですが、時には一人でゆっくり自分を見つめ直す時間をとってみてはいかがでしょうか。

時間を気にせず、他人に気をつかうことなく、気ままに行動することで自分時間が充実します。そんな一人ワインリトリートにぜひおすすめしたいのが、新潟の人気のワイナリー「カーブ・ドッチ」さんが運営されているワイナリーリゾートです。

カーブ・ドッチのワインとお料理が楽しめるオーヴェルジュ(宿泊型レストラン)「TRAVIGNE(トラヴィーニュ)」では、数日間滞在しても飽きない充実した時間を過ごせます。

朝起きて葡萄畑が目の前に広がる景色は、ワイン好きには本当に癒される体験です。また、暖炉のあるラウンジや、星空が見えるペントハウスには、ワイン関連の本がズラリと並べられ、夜の一人時間もゆっくり楽しめます。

お部屋の名前は、「もぐら」「やまどり」「むささび」など全てどうぶつの名前がつけられています。カーブドッチの醸造家掛川さんが、自分の自由な発想でつくるワインをどうぶつシリーズとしてリリースされており、その名前が部屋の名前とっています。

他にも、AVEDAと運営されている本格的なスパも併設されており、様々なトリートメントを受けることもできます。

自然の中で、ゆっくりと好きなワインを楽しみながら、美味しい料理も味わい、体のケアもできる、まさに心身共にリセットできる至福の時間を味わえるリトリートとなりますね。

TRAVIGNE(トラヴィーニュ)

https://travigne.jp

焚火の炎を眺めながらワイングランピングリトリート

最後は、焚火の炎を見ながらワインを楽しむリトリートをご紹介します。

焚火の炎も、リトリートには効果的といわれています。ゆらゆらと揺らぐ炎をボーッと眺めると、なぜか心が落ち着きます。自然の中で、ゆっくりワインを飲みながら、五感を開き、今ここにある感覚を大切にすることができるため、マインドフルネスにもピッタリです。

キャンプでワインはおすすめですが、女子だけではなかなか準備が大変です。そこでおすすめしたいのは、グランピングです。グランピングでは、お風呂や、家具なども用意されているので、キャンプはちょっと苦手な人でも楽しめます。

富士山の麓にある、「星野や富士」は、焚火がテラスに併設されたラグジュアリー感あふれるグランピングホテルです。大自然の中での非日常を味わいながら、快適なアウトドアライフを楽しめるため、ワインリトリートにはピッタリの環境です。

焚火とワインは本当に相性がよく、五感が解放される最高のコンビネーションとなるため、ぜひ試してみてください。

星野や富士

https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/hoshinoya/fuji.html

まとめ

ワインリトリートで、ぜひ新しい自分を発見してください。余計なものを削ぎ落とし、本当に必要なものは何か?がわかれば、あなたの生活はさらに充実し満たされた毎日が待っています。