このシリーズでは、見た目も中身も一層輝く素敵な女性になれるような「おうちワイン術」を紹介していきます。

シリーズ第五回目は、ワインを片手にワイン映画を観賞しながら、ワインへの理解を深める「おうちワイン術」。ワイン映画を観ることで、リラックスして楽しみながらワインの知識を身に付けることができます。また、その映画を観たことのあるワイン愛好家との共通の話題を作ることもできるでしょう。ぜひあなたもおうちでワインを味わいながらワイン映画を観賞し、ワイン経験値を高めてみてはいかがでしょうか?

『ウスケボーイズ』×日本ワイン

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海外では何年も前から日本食がブーム。当初はセレブな人々のクールな食事というイメージが強かったものの、現在では街中に手ごろな価格の日本料理屋も増え、より幅広い層の人々にまで浸透しているようです。そして、日本食に合うお酒として、日本酒や日本ワインにも注目が集まっています。もしかしたら、あなたが今後、国際的な会合などに出席したら、海外の人から日本ワインについて聞かれることもあるかもしれません。ならば今のうちに、この映画を観て日本ワインの理解を深めておきませんか?

『ウスケボーイズ』ってどんな映画?

「現代日本ワインの父」と呼ばれる麻井宇介(あさい・うすけ)氏に影響を受けた、「ウスケボーイズ」と呼ばれる日本ワイン造りを志す若者たちを描いた、実話をもとにした物語。ノンフィクション作家・河合香織氏の『ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち』を原作とした、柿崎ゆうじ監督の2018年公開の作品です。

麻井宇介氏は1989年の「第35回リュブリアーナ国際ワインコンクール」で大金賞を受賞した、シャトー・メルシャンの『桔梗ヶ原メルロー』の生みの親。彼の思想を受け継ぐ若者たちが、それぞれのワイン造りに奮闘する姿に、自然との闘いであるワイン造りの難しさを実感させられます。

合わせるワインは日本ワインがおすすめ!

日本ワイン造りに奮闘する若者たちの物語には、やはり日本ワインを合わせるのがおすすめです。日本ワインとは、日本国内で栽培されたブドウのみを使用し、国内で醸造されたワインのことをいいます。この映画を観ながら飲むと、そのありがたみがひしひしと胸に迫りくるでしょう。

たくさん種類があって迷ってしまう方は、麻井宇介氏が携わったシャトー・メルシャンのワイン、あるいはウスケボーイズたちのワイナリーである小布施ワイナリーや城戸ワイナリー、ボーペイサージュのワインを選んでみてはいかがでしょうか?

『サイドウェイ』×カリフォルニアワイン

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あなたは最近、思いっきり笑っていますか?「そういえば最近ないかも」と感じた方には、この映画がオススメ。ぜひ思いっきり笑うと同時に、ワインの知識も身に付けることができますよ。

『サイドウェイ』ってどんな映画?

2004年にアメリカで製作された、アレクサンダー・ペイン監督の作品です。

ワイン通の主人公のマイルスと結婚を目前に控える親友のジャックが、カリフォルニア州サンタ・バーバラ郡のワイナリー巡りの旅に出かけます。そこでワインを通じてさまざまな人と出逢い、ドタバタな人間喜劇を繰り広げるのですが、ただのコメディーに終始しないのがこの映画のすごいところ。

ワインに関するウンチクも盛り沢山で、実在のワインも多数登場します。ワインの魅力や本質に迫るシーンもあり、ワイン通の方もそうでない方も楽しめる内容です。

合わせるワインはカリフォルニアワインがおすすめ!

カリフォルニア州が舞台の映画なので、やはりカリフォルニアのワインを飲みながら観るのがおすすめです。もっとこだわりたい方は、サンタ・バーバラ群のものを選ぶといいでしょう。さらに上級者は、映画を観ながら出てくるワインをメモしておき、2度目に観るときに実際に出てきたワインを飲むというのもおすすめです。

『プロヴァンスの贈りもの』×プロヴァンスのロゼワイン

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精神的な疲労を癒すには、自然の中に身を置くのがいいそうです。とはいえ、毎日忙しく、なかなか自然の中でゆっくりとくつろぐ時間が取れないという方も多いでしょう。まして、都会ならなおさらです。それならば、この映画を観て南フランスの美しい景色とのどかな自然に癒されるのはいかがでしょうか?

『プロヴァンスの贈りもの』ってどんな映画?

南フランスのプロヴァンス地方を舞台にした、リドリー・スコット監督の作品です。日本では2007年に公開されています。

プロヴァンス地方は昔ながらの街並みや豊かな自然が織り成す風景がとても美しく、ゴッホをはじめとする多くの芸術家たちをも虜にしてきたように、絵画のような景色がどこまでも広がります。

主人公はロンドンで金融トレーダーをしているマックス。プロヴァンス地方の自然やゆったりと流れる時間、人情味あふれる人たち、ブドウ農家やワイン生産者の情熱、そして蘇るワインにまつわる思い出に感化され、お金よりも価値あるものを見出してゆく物語です。

合わせるワインはプロヴァンスのロゼワインがおすすめ!

ブルゴーニュやボルドーほどの知名度はありませんが、プロヴァンス地方はフランスのワイン産地では最も古い歴史がある産地。そして、この地方で生産されるワインの約90%がロゼワインです。

そのため、この映画のお供にはプロヴァンスのロゼがおすすめです。そのワインが生み出される土地の風景や人情味に触れつつ、ロゼのピンク色でロマンチックな気分を高めて観賞してみてはいかがでしょうか?

まとめ

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ワイン愛好家必見のワイン映画3つと、それぞれの映画に合わせたいワインをご紹介しました。ワイン映画を観ることで培われた知識や経験が、どこかで役に立つこともあるかもしれません。

また、ワイン映画を観て、思い切り笑ったり、生産者の情熱に触れることで、ストレスの解消ができたり、モチベーションのアップにつながることもあります。

ぜひあなたもワインを片手にワイン映画を観賞し、明日からもキラキラ輝く活力をチャージしてみてはいかがでしょうか?