日に日に暑さが増し、着々と夏が近づいてきましたね。

夏は楽しみが多い反面、美容面や健康面を考えると紫外線夏バテなど心配事も出てきます。

そんな夏を乗り切るためにサングリアをオススメしたいワケとオススメの「簡単サングリアレシピ」を紹介します♪

美容の大敵 −紫外線−

5月〜9月にかけて特に強くなると言われている“紫外線”は美容に大きな影響を与えます。

・バリア機能低下 − 肌には本来、刺激物や微生物の侵入を防ぐ角質と皮脂膜という保護層がありますが、紫外線によって皮脂が酸化し、肌を守る働きが弱くなります。

・肌の衰え − 若々しいハリと弾力のある肌を保つのに欠かせない「コラーゲン」は、紫外線によって分解されてしまいます。

コラーゲン量が低下するとシワ/たるみの原因となり、肌の早期老化を引き起こします。

夏バテとは?

「倦怠感」「無気力」「食欲不振」「不眠」「むくみ」「イライラ」など、夏の高温多湿な時期が来ると起こるこれらの症状を総じて“夏バテ”と呼ばれています。

また近年では、冷房のかかった室内と暑い屋外の気温差から自律神経が乱れる、夏特有の「冷房病」と呼ばれるものもあります。

出かける際は、冷房がよく効いた室内で体を冷やさないように薄い羽織りを持ち歩くなどの対策をするしかありません。

家の冷房は低すぎる温度に設定せず、室温が26〜28度程度を保つ意識しましょう。

サングリアを作ろう!

紫外線によるシミやくすみの予防に効果的な“ビタミンC”、夏バテの特徴である倦怠感やだるさに効果的な“カリウム”“ビタミンB1”、疲労感や食欲不振に効果的な“ミネラル”

これらを積極的に摂り、体内から紫外線や夏バテを予防する必要があります。

暑さで食欲がなくなると「食欲不振」→「栄養不足・栄養の偏り」→「肌荒れ / 倦怠感・無気力・イライラ」と悪循環になりやすく、美容 / 健康面で食は大きな影響を与えます。

そこで私が夏にオススメしたいのが「サングリア」です!

サングリアとは?

日本では女性人気が高く、飲みやすいサングリアですが、サングリアの本場であるスペインは日本の一般的なサングリアと少し異なります。

日本のサングリア:ワインにカットフルーツを入れ、フルーツジュースやソーダで割る

スペインのサングリア:ワインにカットフルーツを入れ、ブランデーやスパイスを風味づけとして加え、一晩漬け込む

スペインのサングリアの作り方を聞くと、本場の味を家で作りたい気持ちになりますが、自宅でワイン(アルコール分20%未聞のお酒)にフルーツなどを漬け込むのは酒税法違反になります。

自家醸造については詳しくはこちら(https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/33.htm

フルーツなどを漬け込まず、飲む直前に加えることを守って作りましょう♪

サングリアを夏に勧めたいワケ

紫外線や夏バテ対策に効果的と紹介した「ビタミンC・カリウム・ビタミンB1・ミネラル」はサングリアに必須の“果物”に多く含まれています。

また、ワインには紫外線による皮膚の老化や日焼けを抑える効果を持つポリフェノールが含まれているため、ワインとフルーツで作るサングリアは夏にこそ飲みたいワインカクテルです。

簡単!美容と健康のためのサングリアレシピ4選

サングリアは誰もが知るスタンダードカクテルですが、明確なレシピは無く、ワインとフルーツと合わせるだけでサングリアと言えます。

一般的に赤ワインが使われることが多いですが、白ワインベースのサングリア・ブランカも存在します。

これから紹介するレシピで使うフルーツやフルーツジュースは「美容・健康面」を考慮して、可能な限りフレッシュなものや果汁100%のもので作ってください。

最近は冷凍フルーツのバリエーションが豊富なため、保存のしやすやに加え、氷代わりにもなるのでオススメです♪

1.【柑橘たっぷりサングリア】で疲労回復・食欲増進

柑橘系はビタミンC・ビタミンB1・カリウムに加え、疲労回復効果のあるクエン酸も豊富に含まれています。

疲れが溜まっている・食欲がない時にオススメのさっぱり系サングリアです。

  • 赤ワイン 3/5
  • オレンジジュース 1/5
  • スライスレモン、スライスオレンジ 各4切れづつ
  • 氷 適量

グラスに氷を入れ、残りの材料を混ぜるだけ♪

2.【ベリー尽くしサングリア】で眼精疲労改善・便秘改善

ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなどには、ワインにも含まれている疲れ目に効果的なアントシアニンが豊富な上、食物繊維も含まれているため便秘改善にも効果的です。

  • 赤ワイン 2/3
  • 炭酸水 1/3
  • 冷凍ベリーMIX 適量

材料を全て混ぜるだけ。冷凍ベリーはコンビニやスーパーでよく売られています。

ブラックベリーは見かけることがあまり多くありませんが、ベリーの中でも特に栄養価の高いフルーツなので見つけた際は是非購入して頂きたいフルーツです。

近場に冷凍ベリーが売っていない場合は生のベリーで代用し、氷を加えると美味しく出来ます♪

3.【夏らしさを感じられるサングリア・ブランカ】で食欲増進・胃腸の負担軽減

  • 白ワイン 2/3
  • 炭酸水 1/3
  • パイナップル 適量
  • キウイ 適量
  • ミント お好みで
  • 氷 適量

グラスに氷を入れ、残りの材料を混ぜるだけですが、ミントは一度手のひらで包んで「パンッ!」と叩くと、フワッと香りが豊になるので試してみてください♪

そして、パイナップルには消化を助ける役割をする“酵素”が含まれています。

胃もたれを防ぎ、胃腸の負担を軽減してくれるのです。

しかしパイナップルの酵素は熱に弱く、60度を超える加熱をすると酵素の力もなくなってしまうため、加熱処理がされている缶詰のパイナップではなく生のパイナップルか、冷凍のパイナップルを使用してください。

また、キウイは夏バテ防止にぴったりと言われる代表的なフルーツで、ビタミンCをはじめ、ミネラルやカリウム・食物繊維・葉酸など多様な栄養素が豊富に含まれています。

4.【健康効果もバツグンなサングリア・ブランカ】で抗酸化作用・高血圧予防

  • 白ワイン 2/3
  • 炭酸水 1/3
  • スライスりんご、スライスライム、スライスオレンジ 適量
  • 氷 適量

りんごには、抗酸化作用・コレステロール低下(高血圧予防)・気管支炎予防・ガン予防などの効果が世界中で報告されており、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という言葉があるほどです。

疲労回復に良い“リンゴ酸”も含まれているため、夏バテにも効果的と言えます。

作り方は、氷を入れたグラスに材料を混ぜ合わせるだけですが、りんごの栄養素は皮に多く含まれているため、スライスリンゴは皮付きのまま加えてください。

まとめ

夏にサングリアを飲むメリットは紫外線予防や夏バテ予防だけでなく、余ったワインを無駄なく美味しく消費出来ることや、自分好みのサングリアレシピを生み出す楽しみもあります。

ご紹介したレシピを目安にして、日によってワインを多めにしたり、お酒があまり得意ではない来客があった時にはジュースや炭酸水の割合を多くすると飲みやすくなり、喜ばれます。

今年の夏は是非サングリアを取り入れてみてください♪