みなさん突然ですが、質問です。
「畑を耕す」ときに使う道具にはどんな道具がありますか?
日頃農作業をしない私たちにはなかなか想像するのが難しいことですが、「トラクター」「耕運機」などの機械や、鍬などが上がるのではないでしょうか?
実は、近年オーガニックワインや自然派ワインのワイナリーではブドウ畑を耕すときに、ある助っ人を使います。
それは「馬」です。
大きな畑を持つ大規模なワイナリーは、全ての畑を人の手や動物では到底耕せないので機械を使いますが、機械を使うことで畑の土が踏み潰され、硬くなってしまします。
硬くなった土は空気が抜けてしまい、本来土の中で生きる微生物がいなくなってしまいます。
すると土には栄養がなくなり、強力な化学肥料を使わなければいけないという悪循環が生まれます。
有機栽培の畑で馬を使うことで、人の手だけでは周り切れない広さの畑でも土を踏み潰すことなく耕すことができます。
また、機械で耕すことのもう一つのデメリットは「排気ガス」です。
ブドウの樹と樹の間を、排気ガスを出しながら大きなトラクターが通ることを想像してみてください。
それは極端に言えば、車が通る道路に面して生えているブドウを使ってワインを作る様なもので、そう考えると機械で耕された畑のブドウを使ったワインを飲むのをためらってしまいますよね。
オーガニックワインを作るには、こうしたたくさんの努力や配慮が必要です。
「オーガニックワインは高い」と思われているとしたら、この話を知ったら納得できるかもしれませんね。
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