このシリーズでは、見た目も中身も一層輝く素敵な女性になれるような「おうちワイン術」を紹介していきます。

シリーズ第9回目は、スパイスを使った料理とワインで暑い夏を乗り切る「おうちワイン術」。8月に入り、毎日うだるような暑さが続いていますね。こんな時期には、スパイシーな料理が欲しくなる方も多いのではないでしょうか?実際、スパイスには暑い時期にピッタリな効能があるのです。

そこで、この記事では、さまざまなスパイス料理をより一層おいしく引き立ててくれるワインをご紹介していきます。暑さに負けず、キラキラオーラを放っていたい方は、ぜひ参考にしてください。

どうして夏にスパイスがいいの?

スパイスを使った料理は、カレー大国インドをはじめ、タイやインドネシアなど、暑いイメージのある国に多くありますよね。実際、これらの国でスパイシーな料理が食されているのは、その効能の観点からも、理にかなっていることなのです。

では、具体的にスパイスにどんな効能があるのか見ていきましょう。

食欲増進効果

暑くて食欲がないときも、カレーなどの辛いものなら食べられた、などという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実際、スパイスには唾液の分泌や胃腸の働きを促し、食欲を増進させる効果があります。

暑くて食べられずに顔色が悪くなる前に、スパイスを上手に取り入れて健康的な顔色を保ちましょう!

発汗作用

スパイスには発汗作用があり、体の内側の体温をうまく発散させてくれます。

体の内側に熱がこもってしまうと、夏バテの原因になってしまうことも。ですが、スパイスの力を借りて適度に放熱することで、夏バテを防げるのです。

スパイシーな料理とワインの相性ってどうなの?

スパイシーな料理には、ワインは合わせにくいとお考えの方も多いのではないでしょうか?

実際、スパイシーで味が濃い料理に繊細な味わいのワインを合わせると、ワインの風味がわかりにくくなってしまうこともあります。こうなってしまうと、せっかくのワインも台無しです。

ですが、この世に数多くあるワインのなかには、スパイシーな料理に合うワインというのも存在します

では、どんなワインがスパイシーな料理と相性がいいのか、以下、具体的に見ていきましょう。

カレーに合う!?やや甘口のゲヴュルツトラミネール

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、ゲヴュルツトラミネールとは白ワイン用のブドウ品種のひとつです。イタリア北部を起源とし、現在ではドイツやフランスのアルザス地方など、冷涼な気候の産地を中心に栽培されています

ゲヴュルツトラミネールのワインの最大の特徴は、その華やかな香りライチやバラなどを思わせるエキゾチックな香りに、白コショウやコリアンダーなどのスパイスの香りも感じられます。実際、ドイツ語で「スパイス」を意味する「ゲヴュルツ」という言葉が品種の名前の由来になっているほど、スパイシーな香りが顕著に現れている品種なのです。

味わいは酸味が穏やかで豊かな果実味が際立っており、甘口から辛口までさまざまなテイストのワインが造られます

さて、このゲヴュルツトラミネールのワインですが、カレーとの相性が良いことで注目されています。カレーといえば、何種類ものスパイスを使った、スパイスの塊のような料理。ワインとは合わせにくいイメージがあるかもしれませんが、やや甘口のゲヴュルツトラミネールのワインなら、面白いほどしっくりと来るのです。

ワインの華やかな香りと厚みのある味わいが、カレーのインパクトにも負けません。また、ワインのほのかに甘口の味わいが、カレーの辛さを中和し、絶妙なバランスが生まれるのです。

おすすめの銘柄:スワロー ゲヴュルツトラミネール

https://item.rakuten.co.jp/toscana/10019672/

アメリカ北部に位置するオレゴン州産ワインです。

造り手はフォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー。冷涼過ぎてワイン造りには適さないと考えられていたオレゴン州のログ・ヴァレーで、大成功を収めたワイナリーです。

エキゾチックなフルーツの香りにスパイス香、ほのかに甘味を感じるボリューム感のある果実味が特徴的。ゲヴュルツトラミネールの特徴がよく現れており、非常にコストパフォーマンスの高い1本です。もちろん、カレーのお供にもピッタリ!

チリソースにピッタリ!やや甘口のロゼワイン

エビチリや生春巻きなど、ピリ辛のチリソースを使った料理や、チリソースにつけて食べる料理にピッタリなのが、やや甘口のロゼワインです。

ロゼワインであれば、エビチリのエビや生春巻きの具材など、幅広い食材とマッチします。ロゼワインには甘口から辛口までさまざまな味わいのものがありますが、チリソースを使った料理にはやや甘口のものがおすすめ。というのも、チリソースのピリッとした刺激を、ワインのほのかな甘さが和らげてくれ、料理の辛さとワインの甘さのコントラストが楽しめるようになるからです。

とはいえ、デザートワインのように甘みが強いものは食中酒としては基本的には不向きなので、やや甘口のものを選ぶといいでしょう。

おすすめの銘柄:ロゼ・ダンジュ ラシュトー

https://item.rakuten.co.jp/sakayainoue/4997678548827/

フランス3大ロゼワインの産地、ロワール地方のアンジュ地区産のロゼワインです。

造り手はラシュトー。自然環境への配慮をモットーとする造り手です。淡いサーモンピンクの色調に、フレッシュな白桃やピンクグレープフルーツ、可憐な白い花を思わせるアロマ、ほのかに甘味を感じるフルーティーな味わいが特徴的。柔らく優しい印象のワインで、ワインを飲み慣れていない方にも受け入れられやすいでしょう。

幅広い料理に合いますが、特にエビチリなどのピリッとした刺激を感じるチリソースを使った料理とは相性抜群です!少し冷やして飲むと一層おいしさが際立ちます。

まとめ

スパイスを使った料理とワインの相性や、実際に相性のいいワインをご紹介しました。

ぜひこの記事を参考にしていただきながら、スパイスを使った料理とワインのペアリングを楽しんでいただき、夏の暑さもはねのけるキラキラ笑顔で過ごしてくださいね。

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