ワインテイスティングで、五感を鍛える方法。今回は、最終回。味わいを捉えて味覚をUPさせましょう。

ワインに使用されるぶどうの品種は、10,000種以上あるといわれています。ワインは、水などを加えず、ぶどう100%で造られるアルコールです。その為ぶどうの品種によってワインの特徴も変わってきます。

ワインの味わいを捉えるポイントは次のことに意識してみましょう。

酸味

いわゆる酸っぱさです。酸が強いとキリッととしたイメージのワインになります。酸にも色々あり、りんごのようなまろやかな酸味、レモンのような酸味、またはお酢のようにツーンとくる酸味など。また、冷涼な地域の産地ほど、酸味が強い傾向にあります。

苦味、渋味

苦味は主に白ワインに表現されます。明らかに苦いという強いものは少ないためじっくり味わうと捉えられます。また、渋味は赤ワインの表現を使い、濃いワインほどタンニンが強く、渋味がしっかり感じられます。

フレーバー

こちらは、非常に多様に表現されます。白ワインであれば、青リンゴ、杏、バナナ、パイナップル、ヨーグルトなどの味わいが感じられます。赤ワインであれば、カシス、ラズベリー、グローブ、キノコなどまだまだたくさんあります。

じっくりワインと向き合い、どんな味がするか、味覚のトレーニングをぜひお試しください。