ワインテイスティングは五感をフル回転させるため、五感力を上げるのにおすすめです。まずは、聴覚を意識していきましょう。

コルクを抜栓する際の音

コルクを回すときの、キュッキュッとした音にも違いがあります。硬いコルク、柔らかめのコルク、プラスティックのコルクの違いを意識してみてください。

最後にコルクが「ポン!」と抜けた時の音も様々です。スパークリングワイン(発泡しているワイン)とスティルワイン(発泡していないワイン)でも全然音が違いますね。

ワインがグラスへ注がれる音

ワインを注ぐ時の音にも違いがあります。フレッシュな白ワインはサラサラしていて、ボトルの口から水が流れるような音がします。アルコール度が高めの白ワインはトロッとしていて、「トクットクッ」と音がします。

また、グラスに落ちる時の音も非常に心地よく、「さあこれから飲むぞ!」とワクワク感も高まりますね。スパークリングワインだと注いだ後に、「シュワー」というかすかな音も幸せな気持ちにしてくれます。

よくソムリエなどが「ワインの声を聴く。」といったりしますが、音だけではなく、ワインをよく観察すると、聴こえない「声」も感じ取れるようになるかもしれません。

次回は「視覚」についてお話しします。