皆さん、こんにちは!『Wine’s Heart』でライターを担当している石関華子です。いつも当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。

ワイン好きな皆さんは、普段からワインと料理との相性を意識されることも多いのではないでしょうか?実は私も、自宅でワインと料理のペアリングを実践するのが日課です。また、当サイト内でも「おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪」というテーマでコラムを連載しております。今回はその総集編として、ペアリングのコツをひとつの記事にまとめました。「ワインと料理を上手に組み合わせたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

ペアリングとは

ここ最近ワイン関連の話題で、「ペアリング」という言葉を見聞きすることも多いのではないでしょうか?実際、レストランなどでも料理1品ごとに合うワインがセットになった「ペアリングコース」を提供するお店が増えてきているようです。

ペアリングとは、「相性の良いワインと料理を組み合わせること」をいいます。ワインと料理の味わいが組み合わさることによって、新しい味わいが生まれるのです。それこそまさにペアリングの醍醐味と言えるでしょう。

マリアージュとは

「マリアージュ」という言葉については既にご存知の方も多いかと思いますが、今一度おさらいしておきましょう。

「マリアージュ」とは、本来フランス語で「結婚」を意味する言葉で、ワイン用語においては「ワインと料理の相性が非常に良いこと」を表しています。つまり、ペアリングが成功することで、マリアージュになるのです。

ペア(カップル)になって、特に相性が良かったら結婚。なんだか人間みたいで面白いですよね。

ペアリングのコツ

それでは、どうすればペアリングはうまくいくのでしょうか?以下、ペアリングのコツを2つお伝えします。

共通点を持たせる

上手にペアリングするコツとしては、ワインと料理に何らかの共通点を持たせてあげるといいでしょう。

最も簡単な例としては、ワインと料理の「色」を合わせるという方法が挙げられます。

ほかにも、「ボリューム感」や「テイスト」、「産地」、「テクスチャー(食感、舌触り)」などを合わせてあげると相性が良くなります。人と人も、共通点や似ている点があると仲良くなりやすいのと同じですね。

詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪~色を合わせる編~

おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪~ボリューム感を合わせる編~

おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪~テイストを合わせる編~

おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪~産地を合わせる編~

おうちで楽しむワインと料理の簡単マリアージュ♪~テクスチャーを合わせる編~

補完させる

似ているもの同士ではなく、あえて味わいが対象的なものを合わせるという方法もあります。

人間の味覚で感じられる甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の「五味」のうち、片方に足りない味わいの要素をもう片方で補うことで、「補完関係」を築かせるのです。

例えば、極甘口の貴腐ワインと塩味の強いブルーチーズを合わせることで、お互いの持ち味が引き立ちます。これは、甘いデザートに苦いコーヒーを合わせるのに通ずる手法と言えるでしょう。

互いに足りないものを補い合うというのは、人と人との関係においても、ワインと料理の関係においても、理想的なペアリングと言えるのではないでしょうか?

詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

実践編:ワインに合わせたペアリング

次は実践編として、ワインの種類やテイストごとに相性の良い料理をご紹介します。

スパークリングワイン・ロゼワイン

スパークリングワインとロゼワインは、基本的にはどのような料理にも合う万能選手です。そのため、どんなワインを合わせればいいか迷ったら、これらのワインを合わせるのもいいでしょう。ただし、あまり味付けの濃い料理には向きません。

白ワイン

スッキリとした味わいの白ワインは、白身魚や甲殻類、野菜などを使ったあっさりとした料理によく合います

一方、樽を使って熟成させたようなまろやかな味わいの白ワインは、鶏肉を使った料理や、バターやクリームで味付けをした料理と相性良好です。

赤ワイン

ライトボディ~ミディアムボディの軽めの赤ワインは、赤身魚や鶏肉などを使った料理や、トマトソースで煮込んだ料理とよく合います

一方、ミディアムボディ~フルボディの重厚感のあるタイプの赤ワインは、脂分の多い豚肉や牛肉を使った料理や、デミグラスソースで煮込んだ料理と抜群の相性です。

日本酒

日本酒もワイン同様、料理とのペアリングが楽しめるお酒です。日本酒のペアリングについては、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

ワインのペアリングやマリアージュ、そしてそのコツや具体例をお伝えしました。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、いろいろと試行錯誤しながら経験を積み、知識を深めていけば、きっと上達するはずです。ぜひ皆さんも、日々の暮らしの中でワインと料理のペアリングを実践し、マリアージュを堪能されてみてはいかがでしょうか?

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