五感を使ったワインの旅。今回はイタリアです。

イタリアは、ブーツの形をした国土全20週でワインの生産がされています。土着品種という、昔からその土地で作られてきたぶどう品種が約500種もあり、非常に個性的です。

北部、中部、南部と大きく3つに分けてそれぞれの代表的な特徴をご紹介します。

北部を代表するピエモンテ州は、イタリアのワインの王様ともいわれている銘醸地バローロで有名です。ネッビオーロという品種で造られる赤ワインで、色は薄めてすが、タンニンがしっかりあり、酸味も強いワインです。長期熟成されたものは、オレンジかがった色になります。

ピエモンテ州は、山の幸が豊富で、ジビエや、トリュフによくあうワインです。

中部の代表、フィレンツェが州都のトスカーナも、イタリアを代表する名城地の一つです。サンジョベーゼという品種を使った、世界的に親しまれているキャンティは、トスカーナの赤ワインです。サンジョベーゼは、赤紫色で酸がくっきりとしていてタンニンもあります。トマトソースとよくあう赤ワインです。

南部の代表は、シチリア島です。赤、白様々な品種のワインがありますが、温暖な気候で、酸がまろやかでボリュームのあるワインが特徴です。ネレッロ・マスカレーゼという品種で造られる、エトナの赤ワインは世界的にも評価が高いワインです。

イタリアは、ワインの旅にはぴったりな国。世界遺産もたくさんあります。ぜひワインでイタリアを味わってください。