みなさんこんにちは。
今回は、パン好き女子なら気になる「酵母」の話です。

最近「天然酵母パン」にこだわるパン屋さんや、天然酵母を使ったパン作りのレシピ本が人気です。

天然酵母を使ったパンは風味や旨味が感じられて美味しいですよね。

実はワイン造りも、アルコール発酵するために「酵母」はとても大事な材料です。

一般のワインではしっかりと安定したアルコール発酵をするために、市販されている「培養酵母」を使っています。

パンで言うところの、市販のドライイーストです。

培養酵母では安定したアルコール発酵ができるため作業効率も良く、時間も天然酵母より早めに発酵できるのがメリットですが、「味わいに個性がない、風味が感じられない、均一な商品になってしまう」デメリットがあります。

自然派ワインや一部のオーガニックワインを作るワイナリーでは、ワインの個性や風味、その土地ならではの香り(よく「テロワール」と言ったりします)を大切にするために「天然酵母」を使ってじっくりアルコール発酵するのが主流となっています。

ワイン造りの「天然酵母」と言うのは、ぶどうの皮についた自然界に存在する酵母や、醸造所にいる酵母のことを言います。

天然酵母は発酵に時間がかかりますが、ゆっくり時間をかけて発酵させるため優しい、慈悲深い味わいになるのです。

その土地やワイナリーの歴史などが詰まった天然酵母のワイン、ぜひ探して味わってみてくださいね。

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