皆さんは、「HYGGE=ヒュッゲ」とい言葉を聞いたことはありますか?HYGGEとは、デンマーク語で、「居心地がいい空間や時間」という意味があります。
HYGGEとは?
デンマークでは、日常のちょっとした何気ない幸せな時間を過ごすことを大切にする文化があります。
家族や友人と一緒に過ごすカフェタイムや、寝る前に布団に入ってゆっくり読書する時間、あるいは、夏の心地よい朝に外でとる朝食の時間など、特別なことではなく、日常のホッとできる瞬間をHEYGGEと呼んでいます。
そして、私たち日本人が忘れかけている、日々のちょっとした「ほっこりした時間」を感じ、今ここにある時間の大切さを教えてくれます。
私はこの「HYGGE」な時間が本来の自分を見つめ直し自分らしく生きるのに非常に重要だと考えています。毎日忙しくあれもしなきゃ、これもしなきゃと慌ただしく過ごしていると、目の前の今ここにしかない大切な時間を忘れがちで、本来の気持ちが遠ざかって行きます。
逆に、暇だなーと時間をもてあまし、無駄に過ごすと、どんどん鈍感になっていきます。
何もしなくてもいい、でもその時間をじっくり味わうことが大切です。今をいかに丁寧に過ごすかが自分らしく生きていくコツです。
世界で一番幸せな国と言われるデンマークでは、一人ひとりが自分の考えをもち、自分のライフスタイルを大切にしているからこそ、他人を思いやることができると言われています。
つまり、自分の心が満たされることで、余裕ができ、周りも幸せにできるということです。
幸せと感じることは、人それぞれです。我々日本人は、世間一般に「幸せ」とされていることが、自分にとっても必要だと思い、ついつい他人と比べて悲観的になりがちです。
本当に大切なことは、周りが決めた幸せではなく、「自分が心地よく生きられているか?」ということです。
HYGGEは、そんな周りに振り回されず自分らしく生きるコツを教えてくれるのです。
そんなHYGGEなひとときをおうちワインで楽しんでみましょう。
ワインで楽しむHYGGEな暮らし。
デンマークでは、残業はなく、16時には仕事を終え、みんな大切な人と過ごす時間に費やします。
日本ではなかなか難しいですが、コロナ禍の今、おうち時間を過ごす人も増えています。ぜひ次のHYGGEにおうちワインを楽しむコツを参考にしてみてください。
- 五感を使ってゆっくり味わう。
ワインは、注がれる音、色、香り、味わい、触感などをじっくり観察しながら飲むお酒です。聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触感をフル回転させ、五感を刺激しましょう。
ワインを目の前にすると、今ここにある感覚に集中していることに気づきます。つまり、ワインをゆっくり味わうことで、その時間を丁寧に、過ごすことができるのです。
ビールなどと違い、自然にペースがゆっくりするのもワインの特徴ですね。
- 選ぶワクワクを感じる。
ワインは選ぶ楽しみもあります。毎日違うワインを飲み続けても、一生で全て制覇できない種類のワインがありますので、その日の気分でワインを選ぶ瞬間もとても大切なひとときとなります。
自分の心に「今日はどんなワインが飲みたい?」と問いかけることで、自分の内側を確認するクセもつけられます。
大切な友人や家族と飲む場合は、その人が喜ぶ顔をイメージして選ぶと、とても幸せな気分になれます。人は不思議なもので、自分のものを選ぶ時よりも、大切な人への贈り物を選んでいる時の方が幸福感が高いといわれています。
- テーマに合わせた空間つくり
お気に入りのワインが見つかったら、シチュエーションに合わせて心地よいグッズも選びましょう。
ワイングラスや、食器選びも大切です。今日の気分にあわせて、楽しんで選びましょう。その他、キャンドルや、ペーパーナプキンなど、ちょっとしたテーマを作って楽しむのもおすすめです。
準備も焦らず丁寧に、それがHYGGEには大切です。
おうちでHYGGEを楽しむおすすめワイングッズ
デンマークの人は、ミニマリストといわれていおり、お気に入りのこだわりのあるものだけを身の回りに置き、心地よい空間をつくります。
これからおうちワインを楽しむぞ!という方におすすめのおうちで心地よくHYGGEな空間を楽しむワイングッズをいくつか紹介したいと思います。
- ステムが美しいワイングラス
ワイングラスは、リーデルなどが有名ですが、今回はちょっと一味違うグラスをご紹介したいと思います。
木村硝子店のオリジナル、PIVO ORTHODOX ピーボ オーソドックスシリーズは、食の現場で活躍しているソムリエ、シェフ、支配人たちのリクエストを取り入れながら作られました。
なんといっても、細〜いステム(脚)と、リーデルよりも薄く感じる飲み口です。そんなに繊細であるのに、割れにくく非常に丈夫にできています。
このグラスで飲むと、所作もゆっくり、ちょっと贅沢な雰囲気を味わえます。
PIVO ORTHODOX ピーボ オーソドックス
https://www.kimuraglass.co.jp/zizi/products/6676
- 女性でも開けやすく失敗しないワインオープナー
ワインオープナーは、ラギオールが有名ですが、ちょっと女性には大きくて開けにくいということもあるかもしれません。
女性にぜひおすすめしたいワインオープナーは、ドイツの調理器具ブランド、ツヴィリングのワインオープナーです。
持ち手がやや細く、ちょうど良い重さで、スクリューに溝があるため、空気が抜けやすく力を入れずに開けやすくなっています。
デザインも美しく持ち心地も良好です。たとえコルクに斜めに刺さっても失敗なく引き上げてくれます。
ツヴィリング ツイン ソムリエ ウエイターズナイフクラシカル
ソムリエナイフはちょっと怖いという方には、フランスのキッチンウェアブランド、ル・クルーゼのワンタッチで開けられるオープナーをおすすめします。
もともと、爪の長い女性でも簡単に開けられるワインオープナーとして、特許技術により開発されています。ポンプのように、レバーを押して引き上げるだけでコルクが簡単に抜けます。
ル・クルーゼ ガイア・LM150
https://www.lecreuset.co.jp/lm150-lc-gaia
- 気分によって演出が変えられるキャンドルホルダー
ワイングッズではないですが、HYGGEな演出に欠かせないキャンドルグッズです。北欧フィンランドのイッタラのキャンドルホルダーは、豊富ないカラーバリエーションがあり、シンプルでコンパクトなため、その日の気分によって様々な色の組み合わせが楽しめます。例えば、海岸の気分ならブルーやグリーンのグラデーションで、暖かい暖炉のような気分を味わいたいならオレンジやレッドの組み合わせなど、演出に変化がつけられます。
https://www.iittala.jp/products/list.php?category_id=9
- コスパ抜群のお手軽コーデ!ペーパーナプキン
食器は頻繁に買い替えができないですが、ペーパーナプキンで雰囲気を変えることができます。コペンハーゲン初のフライングタイガーのペーパーナプキンは、北欧ならではのデザインで、一袋100円というコスパの高い商品です。
フライングタイガー ペーパーナプキン
まとめ
北欧の人たちは、長い冬を過ごします。冬の間は日照時間も少なく、お家時間をいかに楽しく有意義に過ごすかをとても大切にします。
日常のホッとする幸せな時間を感じるHYGGEな暮らしは、マインドフルネスの効果も抜群です。
「本当に自分に大切なものは何か?」もしかしたら、今まで気づかなかったちょっとした習慣に見出せるかもしれません。
ワインでHYGGEな新しい生活、ぜひ始めてみてください。