このシリーズでは、見た目も中身も一層輝く素敵な女性になれるような「おうちワイン術」を紹介していきます。
シリーズ第12回目は、読書の秋にちなんで、おうちでワインを片手に読書に耽る「おうちワイン術」。本を読むことで、感性や想像力、教養などが磨かれるので、女性としての魅力も大いに増すはずです。
さらに、ワインをお供にすることで、より深く本の世界に浸ることができるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、今すぐにでもワイン片手に読書がしたくなるような、物語にちなんだワインや文豪たちのワイン愛をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
有名な物語にちなんだワイン
まずは読書のお供にもピッタリな、有名な物語にちなんだおすすめのワインを3本ご紹介します。
アモーレ・エテルノ オーガニック ロッソ
シェークスピアの戯曲、『ロミオとジュリエット』の舞台となったイタリアのヴェローナ産のワインです。ワイン名にある「アモーレ・エテルノ」という言葉は、イタリア語で「永遠の愛」を意味する言葉。まさに『ロミオとジュリエット』の世界観が反映されている名前ですね。
造り手は100年以上ものブドウ栽培の歴史があるサンカッサーニ家。ブドウは有機栽培のコルヴィーナ・ヴェロネーゼとメルロー、シラーをブレンドしています。
ほのかに甘酸っぱさを感じるラズベリーのような香りに、みずみずしい果実味と爽やかな酸味が特徴的。
『ロミオとジュリエット』のように、甘く切ない恋愛小説のお供にいかがでしょうか?
エリック・ルイ サンセール ブラン
小説・『星の王子さま』の表紙のようなラベルが印象的な、フランスのロワール地方のワインです。実際、このワインの造り手であるエリック・ルイ氏は、『星の王子さま』を読んだことがワイン造りにおける転機となったと語っており、その挿絵から着想を得て現行のラベルに変更したのだそう。
ブドウはソーヴィニヨン・ブラン100%。柑橘類やハーブを思わせるような爽やかな香りに、ピュアな果実味といきいきとした酸味が特徴的。
『星の王子さま』のように、素直な心で楽しみたい小説に合わせてみてはいかがでしょうか?
アラミス・ヴィンヤーズ フェザー・イン・キャップ・メルロ
フランスのアレクサンドル・デュマ・ペールの小説、『三銃士』の登場人物であるアラミスから名前をとったオーストラリアのワイナリー、アラミス・ヴィンヤーズのワインです。ワイン名にも「フェザー(羽)」とあるように、ラベルには三銃士たちの帽子に付けられている羽が描かれています。
産地は南オーストラリア州のマクラーレン・ヴェイル。オーストラリアのなかでも「最も緑が豊かなワイン産地」として知られる産地です。
ブドウ品種はメルロを使用しており、プラムやブラックチェリーのような香りと、リッチな果実味、パワフルな味わいが特徴的。
『三銃士』のように冒険心に満ちた小説のお供にピッタリの1本なのではないでしょうか。
文豪たちのワイン愛
何十年、何百年という時を超えて、世界中の人々を魅了してきた名著を残した文豪には、ワイン愛好家が数多くいたのも事実。
敷居が高そうに感じる文学作品も、その著者がワイン好きだったとあれば、なんとなく親近感も湧いてくるのではないでしょうか?
そこで、世界の文豪たちのワイン愛を、その人の残した格言と共にご紹介します。その人の作品を読むときは、ぜひ思い出してみてくださいね。
アーネスト・ヘミングウェイ
『老人と海』『武器よさらば』など、数々の名作を残したアメリカの小説家、アーネスト・ヘミングウェイ。
実は大のワイン愛好家でもり、なかでもフランスのボルドーの5大シャトーのひとつとして知られる「シャトー・マルゴー」に傾倒し、孫の女の子に「マルゴー」の英語読みである「マーゴー」という名前を付けたほど。
そんなヘミングウェイのワインにまつわる格言がこちら。
『ワインは私たちが手に入れることのできる限りのものの中で、もっとも感覚的な喜びを与えてくれるものである。』
『ワインは世界で最も文明的なものの一つだ。』
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
小説『若きウェルテルの悩み』や詩劇『ファウスト』など、著名な作品を数多く残したゲーテ。ドイツを代表する文豪のひとりとして広く知られていますが、彼もまた、大のワイン好きだったのです。
実際、ワインの解説書に寄稿するなどして、ワインの普及活動にも熱を入れていました。
さらに、地元の造り手と一緒に、『ゲーテ・ワイン』という自身の銘柄のワインまで作ってしまったほど。
そんなゲーテのワインにまつわる格言はこちら。
『ワインのない食事は太陽の出ない一日。』
『つまらないワインを飲むには、 人生はあまりにも短すぎる。』
シャルル・ピエール・ボードレール
詩集『悪の華』『パリの憂鬱』などで知られるフランスの詩人、ボードレール。彼もまた、ワインを愛した人物のひとりです。
代表作である『悪の華』には『ワイン』と題する章を設け、ワインが人に活力や喜び、そして生きる力をもたらす特別の飲み物だということを述べています。
そんなボードレールのワインにまつわる名言がこちら。
『飲んでいる人間の歓喜に匹敵するものはなにもない。飲まれたワインの喜びを除いては。』
まとめ
読書の秋ということで、物語にちなんだワインや文豪たちのワイン愛をご紹介しました。
ぜひ好きなワインを片手に物語の世界に浸るという贅沢な時間を過ごしながら、感性や想像力、教養などを磨き、より一層キラキラ輝く女性を目指してみませんか?
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