五感を使ったワインの旅。言わずと知れたワイン大国、フランス。
今回はアルザス地方を旅してみましょう。
アルザスは、フランスの東側、ドイツに隣接した地域です。この地域は、何世紀にもわたり、ドイツとフランスに代わる代わる統治されてきたため、両国が混じり合った特有の文化があります。
それは、ボトルの形にも表れており、フルートといわれる細長く背の高いのが特徴です。ドイツのワインボトルによく似ています。
ぶどうの品種もドイツの代表品種、アカシアの甘い香りがしながらも、酸がキリッとしたリースリングや、ライチの香りが特徴的なゲヴェルツトラミネールなどがメインとなり、白ワインがメインとなります。
こだわりの自然派ワインの造り手も多く、近年日本でも非常に人気のクリスチャン・ビネール氏は、アルザスの生産者です。
おとぎの国といわれるロマンティックなコルマールの風景を眺めながら、白チーズを使った薄いピザのようなタルト・フランベや、フォアグラ、シュークルートを添えたソーセージなどの伝統料理と合わせると、さらにアルザス気分が楽しめます。
ワインを飲みながら五感をフルに回転させ、アルザスの旅をぜひ感じてみてください。